20世紀日本人名事典 「鳥尾鶴代」の解説
鳥尾 鶴代
トリオ ツルヨ
- 生年
- 明治45(1912)年5月12日
- 没年
- 平成3(1991)年12月28日
- 出生地
- 東京都千代田区
- 旧姓(旧名)
- 下条 鶴代(ゲジョウ ツルヨ)
- 別名
- 別名=鳥尾 多江(トリオ タエ)
- 学歴〔年〕
- 女子学習院中等部卒
- 経歴
- 昭和7年女学生時代からの恋仲だった鳥尾敬光子爵と結婚、1男1女の母に。だが戦後GHQ(連合国軍総司令部)高官のホステス役となり“戦後鹿鳴館時代の女王”ともてはやされ、特に民生局次長C.R.ケーディス大佐の愛人として知られた。ケーディスの失脚・離日後の30年に銀座にバー「鳥尾夫人」(三鬼陽之助の命名といわれる)を開店。店は3年足らずで閉店したが、当時の客の一人、自由党代議士森清との艶聞も有名で、自伝に「おとこの味」「私の足音が聞こえる」がある。その後鳥尾多江を名のった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報