鳥文斎栄之(読み)チョウブンサイエイシ

百科事典マイペディア 「鳥文斎栄之」の意味・わかりやすい解説

鳥文斎栄之【ちょうぶんさいえいし】

江戸後期浮世絵師。姓は細田,名は時富,鳥文斎と号した。江戸勘定奉行の長男として生まれたが,家督を子に譲って浮世絵に没頭気品のある美人画を描いた。代表作は《青楼芸者撰》の連作

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鳥文斎栄之」の解説

鳥文斎栄之 ちょうぶんさい-えいし

1756-1829 江戸時代中期-後期の浮世絵師
宝暦6年生まれ。もと旗本。絵は狩野栄川(かのう-えいせん),文竜斎にまなんだという。黄表紙挿絵錦絵(にしきえ)で独自の美人画様式をつくりあげた。肉筆画もおおくのこす。文政12年7月2日死去。74歳。江戸出身。姓は細田。名は時富。通称は弥三郎。代表作に「青楼芸者撰(せん)」など。

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世界大百科事典(旧版)内の鳥文斎栄之の言及

【細田栄之】より

…浮世絵師。鳥文斎栄之ともいう。浮世絵師としては珍しく旗本の出身で名は時富(ときとみ)。…

※「鳥文斎栄之」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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