鳴子漆器(読み)なるこしっき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「鳴子漆器」の解説

鳴子漆器[漆工]
なるこしっき

東北地方宮城県地域ブランド
大崎市(旧・玉造郡鳴子町)で製作されている。江戸時代初期の寛永年間(1624年〜1644年)の創始と伝えられる。岩出山藩3代城主・伊達敏親が塗師と蒔絵師京都に派遣して修行させ、振興を図ったことから大いに発展し継承された。木地呂塗・ふき漆塗・紅溜塗をはじめ龍文塗など独特の塗立技術がある。宮城県伝統的工芸品。1991(平成3)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「鳴子漆器」の解説

鳴子漆器

宮城県大崎市の鳴子温泉郷中心に生産される伝統的工芸品。寛永年間の創始と伝えられる。県および国の伝統的工芸品に指定。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android