鳴旧(読み)なきふるす

精選版 日本国語大辞典 「鳴旧」の意味・読み・例文・類語

なき‐ふる・す【鳴旧】

〘他サ四〙 幾度も鳴いてその鳴声の耳新しさをなくす。
古今(905‐914)夏・一五九「こぞの夏なきふるしてし郭公それがあらぬかこゑのかはらぬ〈よみ人しらず〉」

なき‐ふ・る【鳴旧】

〘自ラ上二〙 耳慣れて鳴声が珍しくなくなる。
※恵慶集(985‐987頃)「百千鳥声のかぎりはなきふりぬまだおとづれぬものは君のみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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