鴇(漢字)

普及版 字通 「鴇(漢字)」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ホウ(ハウ)
[字訓]がん

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ほう)。〔説文四上に「鳥なり。、尺(せきし)を出だす」とあり、尺を除き、その余肉を食らうべしとするものであろう。雁に似て大、のがんをいう。

[訓義]
1. のがん。
2. と通じ、くろあしげの馬。
3. やりて婆。男は亀、女は鴇という。
4. わが国では、とき。

[下接語]
雁鴇・軽鴇・鴻鴇・沙鴇・射鴇・集鴇


14画

(異体字)鴇
15画

[字音] ホウ(ハウ)
[字訓] くろあしげ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ほう)。〔爾雅、釈畜〕に「驪白(りはく)雜毛はなり」とあり、〔詩、風、大叔于田〕の〔伝〕には字を鴇に作る。鴇はのがん、両字通用する。

[訓義]
1. くろあしげの馬、かすげ。
2. 字はまた鴇に作る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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