鴟吻(読み)しふん

精選版 日本国語大辞典 「鴟吻」の意味・読み・例文・類語

し‐ふん【鴟吻・鵄吻・蚩吻】

  1. 〘 名詞 〙しび(鴟尾)〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鴟吻の言及

【鴟尾】より

…東晋代に鴟尾という名称があらわれ,北魏に至って鴟尾と呼ぶにふさわしい強く反り上がった形が完成した。隋・初唐代には,湾曲した形をさらに強調するため,脊稜を前方に突出させた初唐様式が登場し,中唐から晩唐にかけては大棟に取りつく部分を獣頭形につくる鴟吻(蚩吻)(しふん)に変化した。 日本には高句麗,百済を経て6世紀末に伝えられ,飛鳥・白鳳・奈良時代の寺院に盛んに用いられるとともに,奈良・平安時代の宮殿・官衙にも使用された。…

※「鴟吻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android