鴫田村(読み)しぎたむら

日本歴史地名大系 「鴫田村」の解説

鴫田村
しぎたむら

[現在地名]荻町柏原かしわばる

東に大野川が北東流し、北に山崎やまさき(岩戸川)が東流して大野川と合流する標高四三〇メートル前後の台地上の村。文禄二年(一五九三)閏九月一三日の田原紹忍知行方目録(中川家文書)に「七十五石弐斗七升 しぎた村」とある。正保郷帳では柏原郷に属し、田方三一石余・畑方六七石余。万治元年(一六五八)には田高四九石余・畑高一〇六石余・屋敷高五石三斗余とある(荻町史)。弘化物成帳では柏原組のうち、村位は下、免七ツ八分、田四一石余(四町七反余)・畑九八石余(二一町一反余)・屋敷四石余(四反余)で、開田三斗余(一反余)・開畑二石余(三町四反余)がある。旧高旧領取調帳では高一六八石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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