鵼的(読み)ヌエテキ

デジタル大辞泉 「鵼的」の意味・読み・例文・類語

ぬえ‐てき【×鵼的】

[形動]つかみどころがなくて得体の知れないさま。「鵼的人物」「鵼的存在」
[類語]ぬらりくらりうやむや不確か曖昧あやふや漠然おぼろげぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言を左右にする言葉を濁す煮え切らないどっちつかず要領を得ない

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精選版 日本国語大辞典 「鵼的」の意味・読み・例文・類語

ぬえ‐てき【&JISEFDD;的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 どちらともつかないあいまいな様子正体の知れないあやしげなさま。「鵼的人物」
    1. [初出の実例]「思ふに今日生温(ぬる)自由思想家の横行するは鵺(ヌエ)的革命たる明治維新の結果である」(出典:穏健なる自由思想家(1910)〈魚住折蘆〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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