鶏血石(読み)ケイケツセキ

デジタル大辞泉 「鶏血石」の意味・読み・例文・類語

けいけつ‐せき【鶏血石】

中国産の印材。赤く美しい斑点がある。

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精選版 日本国語大辞典 「鶏血石」の意味・読み・例文・類語

けいけつ‐せき【鶏血石】

  1. 〘 名詞 〙 中国産の印材で、硫化水銀を含み、赤く美しい斑文を持つ。装飾品としても利用される。
    1. [初出の実例]「雞血石(ケイケツセキ)の印材を取り上げ」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉二)

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世界大百科事典(旧版)内の鶏血石の言及

【パイロフィライト】より

…高純度,緻密で色彩の美しいものは蠟石細工,印材としても珍重されている。この場合の着色は微量に含まれる異種鉱物,例えば印材として貴重な鶏血石のように,少量のシンシャ(辰砂)HgSの混在による例などがあげられる。【湊 秀雄】。…

※「鶏血石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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