鶯梭(読み)オウサ

デジタル大辞泉 「鶯梭」の意味・読み・例文・類語

おう‐さ〔アウ‐〕【××梭】

うぐいすが枝から枝へ飛び移って鳴くようすを、はたの動くのにたとえていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鶯梭」の意味・読み・例文・類語

おう‐さアウ‥【鶯梭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ウグイスが枝から枝へ飛び移って鳴くさまを、機(はた)の梭(ひ)の動く様子にたとえた語。
    1. [初出の実例]「鶯梭。〈略〉鶯が梢に飛うつりて鳴くを、梭を拖て物を織る声にたとへたるぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
    2. [その他の文献]〔張養浩‐遂閑堂独坐自和詩〕
  3. 詩文などの字句をかざること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鶯梭」の読み・字形・画数・意味

【鶯梭】おう(あう)さ

鶯が飛び交う。元・張養浩〔遂閑堂独坐自和三首、三〕詩 垣の蝸篆(くわてん)、斜めに玉を行(めぐ)らし 柳岸の鶯梭、巧みに(かご)を

字通「鶯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android