鶴の湯(読み)つるのゆ

精選版 日本国語大辞典 「鶴の湯」の意味・読み・例文・類語

つる【鶴】 の 湯(ゆ)

傷ついた鶴が浸っていたところから発見されたという伝説をもつ温泉。また、その伝説。山形県温海(あつみ)温泉など。

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日本歴史地名大系 「鶴の湯」の解説

鶴の湯
つるのゆ

[現在地名]田沢湖町田沢

先達せんだつ川の上流乳頭にゆうとう山の麓の沢にあり、乳頭温泉群に属する。田沢の湯とも称し、瘡・打撲・疝気・腹痛などに効能があるといわれる。

梅津政景日記」元和二年(一六一六)八月二八日条に藩の家老梅津政景の妻が「血煩」で「おほ内ノ湯」で湯治したとある。「当用式」の「入湯御暇相済候ケ所」に「仙北郡 生得内 玉川 黒湯台」とあり、公的な湯治場に認められている。

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