鶴賀鶴吉(初代)(読み)つるが・つるきち

朝日日本歴史人物事典 「鶴賀鶴吉(初代)」の解説

鶴賀鶴吉(初代)

没年:文政10.4.26(1827.5.21)
生年:宝暦11(1761)
江戸中・後期新内節太夫。初代鶴賀若狭掾 の娘,本名こん。父の没後,鶴賀本系の2代目家元となる。式亭三馬親交を得,『浮世風呂』のなかで「品が上品だ」と書かれている。のちに和国,鶴老と改名した。2代目鶴吉が3代目家元を継いだ。<参考文献>『藤根道雄遺稿集』

(根岸正海)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鶴賀鶴吉(初代)」の解説

鶴賀鶴吉(初代) つるが-つるきち

1761-1827 江戸時代中期-後期の浄瑠璃(じょうるり)太夫。
宝暦11年生まれ。初代鶴賀若狭掾(わかさのじょう)の長女。新内節。父の没後,鶴賀2代家元を相続する。のち和国,鶴老と改名。文政10年4月26日死去。67歳。江戸出身。名は「こん」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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