鷹司兼輔(読み)たかつかさ・かねすけ

朝日日本歴史人物事典 「鷹司兼輔」の解説

鷹司兼輔

没年天文21.9.9(1552.9.27)
生年:文明12(1480)
室町後期の公卿。父は関白太政大臣政平,母は関白太政大臣一条兼良の娘。はじめ兼敦と名乗ったが,明応1(1492)年兼輔と改める。同年正五位下,右少将となり,権中納言,権大納言などを歴任し,永正3(1506)年内大臣,翌年右大臣,同5年左大臣となる。同11年関白・氏長者。天文11(1542)年准三宮。同13年出家,法名貞覚。死後,法音院と称される。

(小森正明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鷹司兼輔」の解説

鷹司兼輔 たかつかさ-かねすけ

1480-1552 戦国時代の公卿(くぎょう)。
文明12年生まれ。鷹司政平の子。文亀(ぶんき)3年正二位。永正(えいしょう)11年関白,12年左大臣となり,15年辞任。天文(てんぶん)11年准三宮(じゅさんぐう)となった。法音院と号した。天文21年9月9日死去。73歳。初名は兼敦。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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