浄土真宗本願寺派の別院。法人名は本願寺鷺森別院。本尊阿弥陀如来。本願寺八世蓮如の時に開創され、以後紀伊の本願寺教団の中心となった。初め
「紀伊国名所図会」によれば、江戸時代は本堂・太子堂・対面所・御主殿・唐門・茶所などの伽藍を備えていたが、それらは第二次世界大戦で焼失した。しかし宝物・古文書の類は現存し、戦国末期の当御坊の歴史や、石山合戦の実際を知る史料となっている。また寺蔵の「鷺森旧事記」は元禄六年(一六九三)宗意が著し、享保八年(一七二三)寺中
〈大和・紀伊寺院神社大事典〉
紀州への真宗の伝播を知る史料として、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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