鹿火屋・蚊火屋(読み)かひや

精選版 日本国語大辞典 「鹿火屋・蚊火屋」の意味・読み・例文・類語

かひ‐や【鹿火屋・蚊火屋】

〘名〙 (後世「かびや」とも) 語義未詳。鹿火(かひ)を焚(た)くために、山の田畑に設けられた仮小屋の意か。一説に、蚊遣火(かやりび)を焚く小屋。《季・秋》
万葉(8C後)一〇・二二六五「朝霞鹿火屋(かひや)が下に鳴く蛙(かはづ)声だに聞かば吾れ恋ひめやも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android