鹿遊村(読み)かなすみむら

日本歴史地名大系 「鹿遊村」の解説

鹿遊村
かなすみむら

[現在地名]木城町石河内いしがわち

いし村の北西、南流する小丸おまる川右岸にある。北西は肥後国球磨くま中之又谷なかのまただに村。鹿游とも記す。高鍋藩領で、石河内郷に属した。寛文四年(一六六四)の高鍋藩領知目録写(高鍋町歴史総合資料館蔵)に村名がみえ、同年の高鍋藩領地覚(隈江家記)では高一斗八升。村高は幕末まで変わらない。貞享二年(一六八五)一月、渡川どがわ(現南郷村)の百姓二八人が当村へ逃散してきたため、石河内庄屋は高鍋藩から渡川庄屋に掛合うよう指示されている(拾遺本藩実録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android