鹿部(町)(読み)しかべ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鹿部(町)」の意味・わかりやすい解説

鹿部(町)
しかべ

北海道南西部、渡島(おしま)総合振興局管内の町。1983年(昭和58)町制施行。町名はアイヌ語のシケ・ペ(鹿を追う所の意)やシカウンベ(物を負うの意)などの説がある。駒ヶ岳(こまがたけ)東麓(とうろく)にあり、内浦湾噴火湾)に臨む。JR函館(はこだて)本線砂原(さわら)回り)、国道278号が通じる。1929年(昭和4)の駒ヶ岳噴火では大被害があった。養豚や肉牛飼育などの農業と、スケトウダラホッケコンブホタテガイなどの漁業が盛ん。鹿部温泉があり、駒ヶ岳一帯は大沼国定公園の一部。面積110.63平方キロメートル、人口3760(2020)。

[瀬川秀良]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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