鹿関町(読み)かせぎちよう

日本歴史地名大系 「鹿関町」の解説

鹿関町
かせぎちよう

[現在地名]大津三井寺町みいでらちよう大門通だいもんどおり

下北国しもほつこく町の西手にあり、寛保二年町絵図でみると、西側は園城おんじよう寺境内であると考えられ、町並北西に同寺公文所があり、町並の中央を分けて西に進むと同寺の南門に通じる。「輿地志略」に町名がみえ、東は大津代官支配、西は三井寺領と記す。安政六年(一八五九)七月大津町六町で雨乞の「返シ祭礼」が行われたが、当町では昼は「大鯨生取」なる造り物をもって町筋を練り、夜は船五艘に「三社額」を飾って湖上に浮べるといった風流競べがみられた(尾花川親友会共有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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