麒麟竭(読み)きりんけつ

精選版 日本国語大辞典 「麒麟竭」の意味・読み・例文・類語

きりん‐けつ【麒麟竭】

〘名〙 熱帯に産する樹木龍血樹果実からとれる紅色の脂(やに)にかわのようにかたまり、黒色に光っている。粉末にしたとき、深紅になるのが良質といわれ、止血剤着色剤、防蝕剤として用いられた。
尺素往来(1439‐64)「秘蔵之薬種共〈略〉人参龍脳。麒麟竭。南木香」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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