麦小野村(読み)むぎがおのむら

日本歴史地名大系 「麦小野村」の解説

麦小野村
むぎがおのむら

[現在地名]美祢市大嶺おおみね奥分おくぶん

大嶺おおみね村の北西部に位置する。南北に細長い山間部にあり、村内を筈畠はずばたけ(現麦川川)が南流し、南北に肥中ひじゆう街道が通る。

天正一六年(一五八八)六月一七日付の中村七兵衛家文書(「閥閲録」所収)に「長門国美祢郡麦小野」とみえる。

慶長五年(一六〇〇)検地帳に「大嶺上・下」とともに麦小野と併記され、同一五年の検地帳では「麦河小野」として大嶺より分離し、総石高七六二石余、うち田は五八町余で高六九三石余、畠は一〇町余で高三一石余、百姓屋敷数六七、他に小物成九石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android