麾下(読み)キカ

デジタル大辞泉 「麾下」の意味・読み・例文・類語

き‐か【×麾下】

大将指揮もとの意から》
将軍じきじきの家来。はたもと。
徳川―の臣属等はひそかに眉をひそめし」〈染崎延房・近世紀聞〉
ある人の指揮下にあること。また、その者。「麾下艦隊

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精選版 日本国語大辞典 「麾下」の意味・読み・例文・類語

き‐か【麾下】

  1. 〘 名詞 〙 ( 大将の采配(さいはい)の下の意から ) 将軍に直属する家来。はたもと。また、ある人に属してその指揮に従う者。部下旗下
    1. [初出の実例]「声援としてとは、むずと麾下へはよらいで、遠よそでたすけになるぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
    2. 「丹羽は麾下にくだり、柴田はほろぼさせしをおもひ見よかし」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一二)
    3. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

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普及版 字通 「麾下」の読み・字形・画数・意味

【麾下】きか

将軍直属の部下。〔史記、呉王伝〕王乃ち其の麾下の壯士數千人と與(とも)に、夜(に)げ去る。江を度(わた)り、丹徒に走り、東越を保つ。

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