黄しん(読み)こうしん(英語表記)Huang Jin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄しん」の意味・わかりやすい解説

黄しん
こうしん
Huang Jin

[生]至元14(1277)
[没]至正17(1357)
中国,元の儒学者。義烏 (浙江省金華県) の人。字,晋卿。延祐2 (1315) 年進士に合格。清廉な人となりで,長らく地方官として善政をしき,のち翰林院に入り侍講学士知制誥にいたった。文章も高い風格をもち,また儒林四傑の一人とされた。宋濂 (そうれん) はその弟子である。『金華黄先生文集』『日損斎筆記』がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android