黒沢石斎(読み)くろさわ せきさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒沢石斎」の解説

黒沢石斎 くろさわ-せきさい

1612-1678 江戸時代前期の儒者
慶長17年7月2日生まれ。江戸で幕臣黒沢家につかえる。林羅山(らざん)にまなび,寛永18年羅山の推挙出雲(いずも)松江藩儒官となる。藩主松平直政に重用され,のちに家老格の1000石をあたえられた。延宝6年1月16日死去。67歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。本姓は与村。名は弘忠。字(あざな)は有隣。通称は三右衛門。別姓に安部。別号に玉峰,節香堂。著作に「懐橘(かいきつ)談」「本朝列女伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android