黒田 鵬心(読み)クロダ ホウシン

20世紀日本人名事典 「黒田 鵬心」の解説

黒田 鵬心
クロダ ホウシン

大正・昭和期の美術評論家 東京家政大学教授;日仏芸術社主宰



生年
明治18(1885)年1月15日

没年
昭和42(1967)年3月18日

出生地
東京府荏原郡下馬引沢村(現・東京都世田谷区)

本名
黒田 朋信(クロダ トモノブ)

学歴〔年〕
東京帝大文科大学哲学科〔明治43年〕卒

経歴
明治44〜大正3年読売新聞社に勤務、3〜6年趣味の友社児童教養研究部主宰、7〜13年三越に勤務。13年日仏芸術社を主宰、昭和6年まで9回にわたってフランス美術展を開催し、また14年から雑誌「日仏芸術」を発行、西欧美術の紹介につとめた。文化学院、東京女子専門学校で教壇に立ち、昭和24〜41年まで東京家政大学教授を務めた。著書に「日本美術史概説」「芸術概論」、「黒田鵬心選集」(全10巻 趣味普及会)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒田 鵬心」の解説

黒田鵬心 くろだ-ほうしん

1885-1967 大正-昭和時代の美術評論家。
明治18年1月15日生まれ。読売新聞社,三越などに勤務後,大正13年日仏芸術社をはじめる。14年雑誌「日仏芸術」を発行,フランス現代美術展を開催した。のち東京家政大教授。昭和42年3月18日死去。82歳。東京出身。東京帝大卒。本名は朋信。著作に「芸術概論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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