黒豆木(読み)くろまめのき

精選版 日本国語大辞典 「黒豆木」の意味・読み・例文・類語

くろまめ‐の‐き【黒豆木】

〘名〙 ツツジ科の落葉小低木。北海道、本州中部以北の高山の礫地などに生える。茎は高さ三~六センチメートルから一・五メートルになるものもある。葉は長さ一・二~一・五センチメートルの倒卵形で短い柄をもち裏面に短毛を生じる。七月ごろ、枝先に小さな緑白色の壺(つぼ)形の花を数個ずつ開く。果実は径六~七ミリメートルの球形紫黒色に熟す。甘酸っぱい味がし、生食したりジャムにしたりする。浅間山に多く生え、その地方では果実をアサマブドウと呼ぶ。だけぐみ。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黒豆木」の解説

黒豆木 (クロマメノキ)

学名Vaccinium uliginosum
植物。ツツジ科の落葉小低木,園芸植物,薬用植物,高山植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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