黜陟(読み)チッチョク

デジタル大辞泉 「黜陟」の意味・読み・例文・類語

ちっ‐ちょく【××陟】

[名](スル)ちゅっちょく(黜陟)」に同じ。
人殺しどころか人を―したと云うこともなかった」〈福沢福翁自伝

ちゅっ‐ちょく【××陟】

[名](スル)功の有無により、官位を上げ下げすること。ちっちょく。
「恣に大臣を―するの非をめ」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「黜陟」の意味・読み・例文・類語

ちゅっ‐ちょく【黜陟】

  1. 〘 名詞 〙 功の有無によって官位をあげさげすること。ちっちょく。
    1. [初出の実例]「制、銓衡人物、黜陟優劣」(出典続日本紀‐和銅六年(713)四月丁巳)
    2. 「国帝は〈略〉執政官を黜陟するの権あり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔書経‐舜典〕

ちっ‐ちょく【黜陟】

  1. 〘 名詞 〙ちゅっちょく(黜陟)〔布令字弁(1868‐72)〕

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普及版 字通 「黜陟」の読み・字形・画数・意味

【黜陟】ちゆつちよく

功によって官を進退する。〔書、典〕三載、績を考へ、三考して幽を黜陟す。

字通「黜」の項目を見る

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