普及版 字通 「黴(漢字)」の読み・字形・画数・意味
黴
23画
[字訓] かび・くろい・すすける
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(微)(び)の省文。〔説文〕十上に「久雨に中(あた)りてきなり」とあり、湿ってかびが生え、青黒い斑点となることをいう。の声義をうける。
[訓義]
1. かび、かびがつく、くさる。
2. くろい、すすける。
3. 梅と通用することがある。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕黴 クミタリ 〔字鏡〕黴 モノノク・モタル・クミタリ
[語系]
黴mi、・煤muは声義近く、みなすすけたように黒いものをいう。(墨)mkもその系統の語。miuiは微小、黴・煤はみな微小な粒子状のもので、黴はその声義をうける。
[熟語]
黴雨▶・黴気▶・黴菌▶・黴黒▶・黴湿▶・黴瘠▶・黴毒▶・黴爛▶・黴▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報