黴臭(読み)かびくさい

精選版 日本国語大辞典 「黴臭」の意味・読み・例文・類語

かび‐くさ・い【黴臭】

〘形口〙 かびくさ・し 〘形ク〙
① 黴のにおいがする。
源氏(1001‐14頃)橋姫「ささやかにおし巻きあはせたる反故(ほぐ)どもの、かびくさきを袋に縫ひ入れたる、取り出でて奉る」
② ふるくさい。ふるめかしい。
町人嚢(1692)序「町人袋をこしらへ、世俗糟粕を何もかもとりこみ置て、〈略〉撰び用ゆべき力もなくて、袋の底に(カビ)くさく成ぬ
かびくさ‐げ
〘形動〙
かびくさ‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android