齢・歯(読み)よわい

精選版 日本国語大辞典 「齢・歯」の意味・読み・例文・類語

よわい よはひ【齢・歯】

〘名〙 (「よ(世)はい(延)」の意か)
生物が生きてこの世を過ごしてゆく間。年齢。とし。
書紀(720)仁徳即位前(前田本訓)「仁孝(ひとをめくみおやにしたかふ)こと遠く聆(きこ)え、以歯(みヨハヒ)(ま)た長(な)りたまへり」
源氏(1001‐14頃)乙女「をとめ子も神さびぬらしあまつ袖ふるき世の友よはひへぬれば」
② 年のころ。年配。
※源氏(1001‐14頃)澪標「いま少し、もの思し知るよはひにならせ給なば」
③ (仲間に加わる意の「歯(し)す」の歯の字の訓読みから) 仲間に加わること。仲間として連なること。→よわいする
歌謡田植草紙(16C中‐後)晩歌三番「ちこのよはいはかうはいたつなにふち馬 人はなるまいのりたるその身のすかたは をもしろいはちこのよはいは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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