龍巻(読み)たつまき

精選版 日本国語大辞典 「龍巻」の意味・読み・例文・類語

たつ‐まき【龍巻】

  1. 〘 名詞 〙 積乱雲の底から漏斗(ろうと)状に垂れ下がり、地上または海面に達する、雲を伴った激しい空気のうず巻き。風速は秒速一〇〇メートル以上にもなり、家屋・船・人畜などを空中に巻き上げて被害を与える。多く寒冷前線、台風雷雨などに伴って起こる。雲の底から下方に細長く垂れ下がった形と動きが架空の動物である龍に似ているところからいう。
    1. [初出の実例]「やさしさや龍巻のこす花あやめ〈清風〉」(出典:俳諧・其袋(1690)夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android