精選版 日本国語大辞典 「龍河洞」の意味・読み・例文・類語
りゅうが‐どう【龍河洞】
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高知県中東部、香美(かみ)市土佐山田町の三宝(さんぽう)山中腹にある鍾乳洞(しょうにゅうどう)。古くからその所在は知られていたが、昭和初期、本格的に探査され、1934年(昭和9)国の天然記念物および史跡に指定された。本洞、支洞の総延長は4キロメートルに及び、うち2キロメートルが観光コースとなっている。仏像構造線の北側に接する秩父(ちちぶ)帯南部の石灰岩脈中にあり、洞内は鍾乳石、石筍(せきじゅん)、石柱のほか、豊かな伏流水がつくる滝などがあり変化に富み、弥生(やよい)期住居跡の龍河洞遺跡も発見されている。一帯は龍河洞県立自然公園域。土佐山田駅からバスの便があり、龍河洞スカイラインも通じる。
[大脇保彦]
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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