龍蔵(読み)りゅうぞう

精選版 日本国語大辞典 「龍蔵」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ぞう ‥ザウ【龍蔵】

〘名〙
仏語大乗経典のこと。龍宮にあったという宝蔵から龍樹が大乗経典を得たという伝説による。転じて、経典を集めた蔵。多くの経典。〔沈約‐内典序〕
② (俳優、嵐龍蔵の紋が分銅であったところからいう) 二朱銀異称南鐐(なんりょう)
洒落本・船頭深話(1802)二「二階廻しと河岸番割振て、御壱人前龍蔵づつとおめにかけるは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android