API(読み)エーピーアイ

デジタル大辞泉 「API」の意味・読み・例文・類語

エー‐ピー‐アイ【API】[application programming interface]

application programming interfaceオペレーティングシステムアプリケーションソフトが、他のアプリケーションソフトに対し、機能の一部を利用できるよう提供するインターフェース。一般に、ファイル制御、文字制御、メモリー管理など、さまざまなアプリケーションソフトにとって共通で、かつ利用頻度が高い一連の手続きや関数の集まりを提供する。

エー‐ピー‐アイ【API】[American Petroleum Institute]

American Petroleum Institute》米国石油協会。米国の石油・天然ガス業界団体。1919年設立。事務局ワシントン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「API」の意味・わかりやすい解説

API
えーぴーあい

アプリケーション・プログラミング・インターフェースApplication Programming Interfaceの略語。「アピ」とも読む。オペレーティングシステム(OS)やミドルウェアmiddleware(OSとアプリケーションソフトウェアの中間で、アプリケーションソフトウェアに特別な機能を提供するソフトウェア)などが持つさまざまな機能を利用するための、接続部分のこと。アプリケーションソフトウェア(アプリ)を作成する際に開発者が使う。Windows(ウィンドウズ)をはじめとするOS上で稼動するアプリは、そのOSが提供する、共通して使用される機能(ファイル保存や印刷など)の多くを呼び出し、制御している。このOSとアプリの交信が行われる接続部分がAPIである。APIにはWindows用の「Windows API」、Mac OS X(マックオーエステン)用の「Cocoa(ココア)」、特定の用途に応じたミドルウェアなどに対応するものがあり、通常は関数やコードの集合として提供されている。利用される機能はファイル制御、ウインドウ制御、画像処理、文字制御など。OSに新たな機能が追加されれば、それに対応した新しいAPIも、OSやミドルウェアを提供している会社から追加される(APIの実装)。APIを利用することにより、ソフトウェアの開発者は簡潔に使用目的に沿ったアプリを作成することができる。なお、インターネットで公開されている、Web(ウェブ)サイト作成などに利用されるAPIはWeb APIとよばれる。

[編集部]

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図書館情報学用語辞典 第5版 「API」の解説

API

各種サービスを提供するソフトウェア(プログラム)を外部のアプリケーション・プログラムから利用するために,サービスの提供者が公開する規約・仕様.また,これらの規約・仕様が公開された利用の仕組みそのものを指すこともある.ウェブサービスがアプリケーション・プログラム開発者向けに公開しているAPIを特にWeb APIと言い,検索エンジンやショッピングサイトなどで,急速に普及してきた.Web APIはURLで呼び出し,XMLないしJSON形式のデータを受け取るものが多い.図書館関係のAPIとして,国立国会図書館サーチAPIやカーリルの図書館API等がある.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「API」の意味・わかりやすい解説

API
エーピーアイ
application programming interface

コンピュータの異なるプログラム間で情報のやりとりができるように標準化されたインターフェース。開発者がプログラムに処理を実行させるための所定の手続きを定め,ほかのアプリケーションプログラムの動作を簡便化し,異なるプラットフォーム間で複数のプログラムが交信できるようにする。一般に,APIを欠くプログラムはほかのアプリケーションと効果的に動作できない。APIの機能は,処理を実行するプログラムによって異なる。おもな機能は以下の 4種類である。RPC; remote procedure call(遠隔手続き呼び出し)は,プログラムの手続きをほかのプログラムに利用させる。SQL; standard query language(標準照会言語)は,データベースにアクセスする標準的な方法を確立する。ファイル転送APIは,ファイルの送信と受信の方法を確立する。メッセージ配信APIは,プログラムとユーザーの間でメッセージを伝える。ほかにも,アプリケーションへの画像や音声の提供,ネットワーク機能の追加,セキュリティ保持とデータ解釈,記憶装置ハードウェアなどシステムリソースの管理などの働きをする。また形態としては,商用ソフトウェアへの組み込み,ライセンスが付与されたソフトウェア,特定のプログラム向けに設計されたインターフェースの三つがある。

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知恵蔵 「API」の解説

API

アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)の略。OS(基本ソフト)やアプリケーションソフト、あるいはウェブアプリケーションが、自ら持つ機能の一部を外部のアプリケーション(ソフトやウェブサービス)から簡単に利用できるようにするインターフェース。ここで言うインターフェースとは、機能の呼び出し手順や記述方法などを定めた仕様を指す。APIが提供されている機能は独自に開発する必要がないため、プログラムの開発を効率的に行うことが可能になる。
APIは元々1台のコンピューター上でOSやアプリケーションソフトが提供する機能を利用するために生まれた考え方だったが、オンラインサービスやウェブアプリケーションの発達によって、異なるネットサービス間で機能を共有するための概念に拡大した。これを特に「WebAPI」と呼ぶこともある。Web2.0のキーワードの一つである「マッシュアップ」はWebAPIの普及によって実現可能となった。

(斎藤幾郎 ライター / 2009年)

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IT用語がわかる辞典 「API」の解説

エーピーアイ【API】

オペレーティングシステムアプリケーションソフトが、他のアプリケーションソフトに対し、共通で使える機能を提供するためのソフトウェアインターフェース。アプリケーションソフトの開発にあたり、APIによって提供された機能についてはプログラミングする必要がないため、開発の効率化が図れる。◇「application programming interface」の頭文字から。

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パソコンで困ったときに開く本 「API」の解説

API

基本ソフト(OS)やアプリケーション・ソフト、インターネットのサービスなどが、自らの機能の一部を、他のソフトやサービスから簡単に利用できるように、機能の呼び出しやデータの受け渡しなどの手順を定めたルールのことです。例えば、スマートフォンには多くのツイッター用アプリが用意されていますが、これらはすべて、ネットサービスであるツイッターに用意されたAPIを使い、必要なデータを送受信しています。アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programing Interface)の略です。
⇨Twitter、スマートフォン

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「API」の解説

API

ソフトウェアからOSの機能を利用するための仕様、またはインターフェースのこと。一般的にAPIといった場合は、OSの機能を利用するための関数を指す。APIの概念が登場するまでは、OSの機能を利用するためのプログラムをそのつど開発していたが、APIの登場によりそれらの関数を呼び出すだけでOSの機能を利用できるようになった。最近では、Webサービスの機能を外部から利用するためのインターフェースもAPIと呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内のAPIの言及

【オペレーティングシステム】より

… 抽象化の結果が外側からどのように見えるかを整理したものがインターフェースである。OSが応用プログラムに対して資源をどのように見せているかを定めたものを,API(アプリケーションプログラムインターフェース)と呼ぶ。APIを使うことにより,ハードウェアの種類に依存しないでプログラムが書くことが容易になった。…

【プログラミング言語】より

… 手続きを定義したり,(オブジェクト指向言語の場合)新たなオブジェクトを定義することは,見方によっては言語の機能を拡張していると言える。ある程度汎用性のある機能拡張を実現するような,ひとまとまりの関数群,オブジェクト群など(の仕様)をAPI(application programming interface)と呼ぶ。
[型とデータ構造]
 プログラムが扱う値の種類を型typeと呼び,プログラミング言語における重要な概念の一つである。…

※「API」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」