知恵蔵mini 「BSL-4施設」の解説 BSL-4施設 WHO(世界保健機関)において最も危険度が高いと分類されている病原体(バイオ・セーフティー・レベル4)を取り扱うことができる施設のこと。高度安全実験施設。BSL-4に分類される病原体は、エボラ出血熱ウイルス・ラッサウイルス・マールブルグウイルスなど、有効な治療法がなく致死率が高いもの。BSL-4施設は、2014年時点で世界19カ国・40施設ほどが稼働している。日本では1981年に、国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)にBSL-4施設が作られたが、地元市議会などの反対により稼働に至っていなかった。2015年8月7日、塩崎恭久厚生労働相は同庁舎のBSL-4施設を同日付で正式に稼働したことを発表した。 (2015-8-10) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報