C3植物(読み)シーサンショクブツ

デジタル大辞泉 「C3植物」の意味・読み・例文・類語

シーさん‐しょくぶつ【C3植物】

葉緑体葉肉にのみ存在し、還元的ペントース燐酸りんさん回路によって炭酸ガスを固定する植物。回路の最初に生じるのが炭素数3個の三ホスホグリセリン酸なのでいう。クロレラなどの藻類イネコムギダイズや、樹木

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精選版 日本国語大辞典 「C3植物」の意味・読み・例文・類語

シーさん‐しょくぶつ【C3植物】

〘名〙 葉緑体が葉肉にのみ存在し、還元的ペントース燐酸回路によって炭酸ガスを固定する植物。回路の最初に生じるのが炭酸数三個の三ホスホグリセリン酸なのでいう。クロレラなどの藻類、イネ、コムギ、ダイズや樹木など。

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百科事典マイペディア 「C3植物」の意味・わかりやすい解説

C3植物【シーさんしょくぶつ】

光合成における炭酸固定経路としてカルビン回路を用いる植物。初期産物の炭素数が3であるためこう呼ばれる。樹木と藻類のすべておよび大部分草本(そうほん)はC3植物である。C4植物に比べて光合成能力は劣る。
→関連項目光合成

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改訂新版 世界大百科事典 「C3植物」の意味・わかりやすい解説

C植物 (シーさんしょくぶつ)

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