出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
民間の通信衛星communications satellite(CS)を使ったテレビ放送。12.5~12.75ギガヘルツの周波数帯を伝送帯域幅27または30メガヘルツで利用する。直径70センチメートル程度のパラボラアンテナとチューナー、デコーダー(暗号化された電波を元に戻す装置)を用意すれば、家庭で受信できる。CSチューナー内蔵のテレビ受信機も発売されている。
放送は放送事業者から通信衛星業者に委託する形で行われている。1999年(平成11)現在、通信衛星業者の日本サテライトシステムズ社(JSAT)が約280チャンネル、宇宙通信社(SCC)が約150チャンネルで放送している。有料放送のため各局で電波を暗号化するスクランブル方式が異なっていることが普及を阻害する原因ではないかとされている。
通信衛星を使った放送には、このほかにPCMによるCS音声放送「ミュージックバード」が1992年4月から本放送を開始した。さらに96年10月からCSデジタル放送によるテレビ放送パーフェクTVが放送を開始、97年に入ってからはディレクTVも放送を開始した。98年5月にはパーフェクTVとJスカイBが合併、スカイパーフェクTVとなった。さらに2000年にディレクTVはスカイパーフェクTVに統合された。
[岩田倫典]
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