D層(読み)ディーソウ

デジタル大辞泉 「D層」の意味・読み・例文・類語

ディー‐そう【D層】

地上から約60~90キロの高さにある電離層

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「D層」の意味・わかりやすい解説

D層【ディーそう】

地球に最も近い電離層。平均高度70km,最大電子密度は1cm3当り102〜103個。夜間はほとんど消滅短波は透過するので,電波伝搬には利用されないが,電波を吸収して減衰させる性質をもつ。→デリンジャー現象
→関連項目アップルトン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「D層」の意味・わかりやすい解説

D層
ディーそう
D-layer

地上 60~90kmに日中だけに発生する最下層電離層。その成因一次宇宙線X線,ライマンα線である。電子密度は最大でも 1cm3あたり 1000~2000くらいで, F層の 106E層の 104~105と比べて,かなり小さい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android