DDT中毒(読み)ディーディーティーちゅうどく(英語表記)DDT poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「DDT中毒」の意味・わかりやすい解説

DDT中毒
ディーディーティーちゅうどく
DDT poisoning

有機塩素系殺虫剤 DDT毒性は他の有機塩素剤と比べると少いが,生体内残留性は高く,95%消失に平均 10年を要する。神経毒なので,誤用などによって急性中毒を起すおそれがあり,1971年以降,使用禁止になった。 DDTの使用によって四肢のしびれ感,振戦貧血などの症状が出た例もあるといわれたが,これは DDTそのものよりも,混和剤の中毒という可能性があった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android