Distance Vector方式

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

Distance Vector方式

動的ルーティングアルゴリズムの1つ。Distance Vector方式では、各ルーターはまず最初に自分のネットワーク名(ネットワークアドレス)をブロードキャストする。この結果、各ルーターは自分に隣接するルーターの情報(ルーターの存在やそのルーターまでの「距離」)を得ることができる。次にこの情報をまとめてブロードキャストすると、隣接ルーターのさらに隣のルーター情報が得られる。このようにして次々とルーター情報が伝播していく。この方式はインプリメントが容易という長所がある半面、情報伝播が遅いほか、ネットワークの規模が大きくなるとさまざまな運用上の問題がでてくるという欠点がある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android