ERS-1(読み)イーアールエスワン(英語表記)earth resources satellite-1

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ERS-1」の意味・わかりやすい解説

ERS-1
イーアールエスワン
earth resources satellite-1

地球資源衛星1号の略称。 1991年7月に打ち上げられ,資源探査,農林水産業,国土調査,環境保全等への利用が期待される。観測機器は,合成開口レーダ (波長約 24cm) ,マルチバンドの直下視と前方視バンドを持つ可視近赤外放射計と,1~3μm域のマルチバンドの短波長赤外放射計が搭載される。レーダは,パルス圧縮と合成開口技術により高分解能の地形起伏や構造を把握できる。可視近赤外放射計は直下視と前方視バンドの組み合わせで立体視機能を持つ。短波長赤外放射計は資源のリモートセンシングに有効。地表分解能は約 20mで,地球全域のデータ収集が可能である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android