H.モーリッシュ(英語表記)Hans Molisch

20世紀西洋人名事典 「H.モーリッシュ」の解説

H. モーリッシュ
Hans Molisch


1856.12.6 - 1937.12.8
オーストリア植物学者。
元・ウィーン大学学長,元・ウィーン学士院副院長。
ブリュン生まれ。
ウィーン大学を卒業し、同大学植物生理学助手となり、1889年グラーツ高等工芸学校教授を経て、1894年プラハ大学教授を務め、1909年ウィーン大学植物生理学・解剖学教授となる。’22年東北帝国大学の招きで来日し、植物生理学や植物解剖学を講じ、’25年帰国する。’26年ウィーン大学学長を歴任し、’32年ウィーン学士院副院長となる。植物の顕微鏡化学や発光細菌、開花促進法などの研究に功績があり、糖類を検出するモーリッシュ反応で知られる。著書に「Die Purpurbakterien」(’07年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android