ICBM(読み)アイシービーエム(英語表記)intercontinental ballistic missile

デジタル大辞泉 「ICBM」の意味・読み・例文・類語

アイ‐シー‐ビー‐エム【ICBM】[intercontinental ballistic missile]

intercontinental ballistic missile射程が6400キロ以上の核ミサイル兵器の総称大陸間弾道ミサイル大陸間弾道弾

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精選版 日本国語大辞典 「ICBM」の意味・読み・例文・類語

アイ‐シー‐ビー‐エム【ICBM】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] intercontinental ballistic missile の略 ) 大陸間弾道弾。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ICBM」の意味・わかりやすい解説

ICBM
アイシービーエム
intercontinental ballistic missile

大陸間弾道ミサイル有効射程 5600km以上の,核弾頭を搭載した陸上発射型の戦略用弾道ミサイルをいう。ロケットエンジンで高高度(最大高度 1500~3500km)に打ち上げ,力学的に決まる弾道を描いて目的地に達する。所要時間は 30分ほど。旧ソビエト連邦(ロシア)がいち早く開発に着手し,1957年に部分射程の試射に成功,翌 1958年に配備された。アメリカ合衆国は 1959年に,そのおよそ 20年後には中国が配備した。3ヵ国のほかには朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)が ICBMを配備している。戦略核兵器が運搬でき,ICBMに匹敵する射程をもつミサイルとして,SLBM潜水艦発射弾道ミサイル)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ICBM」の意味・わかりやすい解説

ICBM
あいしーびーえむ

大陸間弾道ミサイル(弾)Intercontinental Ballistic Missileの略。射程距離5500キロメートル以上のミサイル。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「ICBM」の意味・わかりやすい解説

ICBM【アイシービーエム】

大陸間弾道ミサイル

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旺文社世界史事典 三訂版 「ICBM」の解説

ICBM
アイシービーエム

核ミサイル

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世界大百科事典(旧版)内のICBMの言及

【ミサイル】より

…一方,V2を基礎とする,原爆を運べる大型長距離ミサイルの開発の可能性は,新しい技術や工業に多額の投資を要するわりに誘導精度が上がらず,このため1947年ミサイル開発計画を中止し,陸軍で小型ロケットの研究を続けるにとどまった。しかし,52年水爆が開発され,地対空ミサイル〈ナイキ〉がテストで戦略爆撃機に対する有効性を実証し,またソ連が大陸間弾道ミサイルintercontinental ballistic missile(略号ICBM)開発に大規模に取り組んでいるらしいとの情報等にかんがみ,ICBMの重点開発が検討され,その結果54年から〈アトラス〉の設計・製造を開始した。 ソ連は1949年原爆の実験に成功すると,その運搬手段としてV2を基礎にミサイルの研究・開発を着々と進め,57年8月ICBM完成を発表した。…

※「ICBM」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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