IrSimple(読み)あいああるしんふる,あいあーるしんぷる

カメラマン写真用語辞典 「IrSimple」の解説

IrSimple

 ITXイー・グローバレッジとNTTドコモ、シャープ、早稲田大学共同で開発した、赤外線による高速無線通信方式。業界標準化団体である IrDA (Infrared Data Association)において国際標準規格として正式に採用されることが決定したのは2005年8月のこと。おもに携帯電話やコンパクトデジタルカメラに搭載されていた赤外線通信 IrDA 方式の通信手順(プロトコル)を効率化することで、データ転送速度の高速化(従来比4~10倍以上)を達成したことが特徴。また、従来の IrDA 方式と互換性を持たせることが可能という特徴も併せもつ。デジタルカメラで撮影した高精細な写真を、リモコン感覚の簡単な操作でフォトプリンターに瞬時に転送できるとして、とくにコンパクトフォトプリンターやモバイルプリンターに搭載が進んでいる。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android