栄養・生化学辞典 「Jun」の解説 Jun junという遺伝子の産物で,331個のアミノ酸で構成されるAP-1とよばれる転写因子の一つ.変異原で細胞を刺激するとすみやかに一過性に発現する.Fosとヘテロダイマーを形成したり,Junだけでホモダイマーを形成して遺伝子のAP-1サイトに結合して遺伝子の転写を制御するとされる.ロイシンジッパーをもち,静止期の細胞では分子中の特定のセリンとトレオニンがリン酸エステル化されている.遺伝子v-junはがん遺伝子の一つ. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報