L2TP(読み)えるつーてぃーぴー

ASCII.jpデジタル用語辞典 「L2TP」の解説

L2TP

Layer 2 Tunneling Protocolの略。IETFで標準化されたレイヤー2(データリンク層)でのトンネリングプロトコルで、主にリモートアクセスVPNで利用されるPPPを拡張したプロトコル。もともとは、マイクロソフトが中心となって開発した「PPTP(Point to Point Tunneling Protocol)」と、シスコシステムズの「L2F(Layer 2 Forwarding)」という2つのプロトコルを統合して誕生した。ただし、L2TPはデータ暗号化の機能を持っていないため、セキュリティ確保のためには他のプロトコル(IPsec)などと併用する必要がある。実際、Windows 2000やXPでは「L2TP over IPsec」といった方法でパケットの暗号化を行なっている。

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