MRワクチン(読み)エムアールワクチン

デジタル大辞泉 「MRワクチン」の意味・読み・例文・類語

エムアール‐ワクチン【MRワクチン】

麻疹はしか風疹罹患発症および症状の重篤化を予防するために接種される製剤麻疹・風疹の病原体を弱毒化したもので、生ワクチンに分類される。注射接種により体内で能動免疫が作り出され、麻疹・風疹への感染を予防する。日本では平成18年(2006)の予防接種法改正に伴い、1歳から2歳の間(第1期)に1回、小学校就学前の1年間(第2期)に1回の計2回接種が法定定期接種として推奨されている。麻疹・風疹混合ワクチン。
[補説]平成19年(2007)、大学生を中心に全国で麻疹が流行したのを期に、翌年8月、厚生労働省が麻疹排除計画を策定し、本格的な取り組みを開始した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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