PRINT Image Matching

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

PRINT Image Matching

セイコーエプソン(株)が2001年3月に発表した、デジタルカメラ画像の印刷品質の向上を目的とした技術。デジタルカメラで撮影した画像をカラーインクジェットプリンターで印刷する際に、最適な印刷結果が得られることを目的とする。デジタルカメラの画像フォーマットとして普及しているExif(JPEG準拠)をベースとし、デジタルカメラ側が任意の情報を書き込める拡張領域(MakerNote)に、異なるメーカーでも一定書式に基づいた情報を記述するもの。一般に、MakerNoteにはシャッター速度や絞り、マクロデジタルズーム有無ISO感度露出補正、撮影モードといった情報が独自形式で書き込まれている。これを共通形式として、カメラ固有の色特性や、カメラ側で指定した印刷の設定(ガンマや明るさなど)を情報として書き込み、対応したプリンタードライバーで解釈することによって最適な印刷モードの選択が可能となる。同社では、PRINT Image Matchingをデジタルカメラ画像フォーマットとして普及するべく他社にも働きかけており、3月の発表時点では国内のデジタルカメラメーカー8社が賛同を表明している。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

カメラマン写真用語辞典 の解説

PRINT Image Matching

 PIMと略すことが多い。エプソンが提唱しはじめたデジタルカメラとプリンタのイメージマッチング規格。デジタルカメラ側とプリンタ側がPIMに対応していると、撮影時にガンマ、色空間、画質調整パラメータコントラスト、明るさなど)が画像データに書き込まれ、PIM対応プリンタはそれらのパラメータに沿って出力することで、撮影時の意図に正しく沿った出力が可能になるという。Exifと似たところもあるが、PIMではプリンタはデジタルカメラの指示通りに働きプリントするだけ。キヤノンコダックをのぞき、対応機種は豊富。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android