基本的には赤血球上のC(rh´)、c(hr´)、D(Rh0)、d(hr)、E(rh″)、e(hr″)因子の有無により、通常18種の表現型に分類されるヒトの血液型。Rh(+)型(あーるえいちぷらすがた)、Rh(-)型(あーるえいちまいなすがた)の2群に区別されるが、これは、D因子の有無による単独分類で、前者はD型(日本人頻度は約99.5%)、後者はdd型(約0.5%)となる。免疫抗体の産生頻度が高く、輸血、新生児溶血性疾患など臨床医学的に重要な血液型である。Rh因子には著明な人種差があり、きわめて多数の亜型、変異型が発見されている。Rhという呼称は、最初これを検出するのに必要な抗血清を得るために使った免疫動物が、アカゲザルRhesus monkeyであったことによる。
[小谷淳一]
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