知恵蔵2010の解説
IMFによって創出・配分された準備資産。外貨準備不足を来した国は、IMFの指定する国にSDRを引き渡すことによって被指定国から交換可能通貨を引き出すことができる。国際流動性の不足に対応するため、金、ドルなどの準備資産を補完する目的で1969年のIMF協定改正により創出された。SDRは出資額に応じて加盟国に配分され、その価値は当初、金を基準としていたが、74年からは主要16カ国の通貨の加重平均によるバスケット方式に改められ、また81年からは、米ドル、旧西独マルク、円、仏フラン、英ポンドの5大通貨を内容とするバスケット方式に変更された(99年1月のユーロ誕生以降、独マルクと仏フランはユーロに収束)。SDRの構成通貨及び構成割合は5年ごとに見直されるが、2006年1月の見直し後のバスケットは「0.632ドル+0.410ユーロ+18.4円+0.0903ポンド」となっている。また、金利はバスケット構成通貨国の市場金利の加重平均によって決められている。
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絹川直良国際通貨研究所経済調査部長
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出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2007」
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