交流サイト(SNS) スマートフォンやパソコンで不特定多数の人が交流できるサービス。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。インターネット上で友人を発見できるサービスは2000年代に米国でマイスペースやフェイスブックが登場したことで一気に普及が進んだ。X(旧ツイッター)やユーチューブ、インスタグラム、TikTok(ティックトック)などを含めた双方向参加型は総じてソーシャルメディアと呼ばれ、世論に与える影響力も拡大している。(キャンベラ共同)
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インターネットのネットワークを通じて、人と人をつなぎコミュニケーションが図れるように設計された会員制サービス。ソーシャル・ネットワーキング・サービスsocial networking serviceの略である。日本ではミクシィやGREE(グリー)などが嚆矢(こうし)となったが、その後、フェイスブックやツイッター、LINE(ライン)、インスタグラムなどの利用者が急増している。SNSでは、ユーザーがプロフィールや写真を公開することが多く、そのため実名でのやりとりが一般的になっている。投稿記事は、友達やフォロワーに限定したり、グループ内のみでの通信にするなど、情報の公開範囲をカスタマイズすることもできる。投稿されて共有される内容は、日記などの日常の記録から、社会事象などに対する自身の意見、気になったウェブコンテンツへのリンクやシェアなど、さまざまである。また、写真や動画をあわせて投稿することもでき、インスタグラムのように画像に特化したものもある。他人の投稿に対してコメントしたり、自身の投稿に対する反応を知ったりするのがSNSの楽しみである。ツイッターの「DM(ダイレクトメッセージ)」など特定のユーザーにメッセージを送る機能を使えば、電子メールのように個々のやりとりも可能となる。
市場調査会社のICT総研が行った「2015年度SNS利用動向に関する調査」では、利用者は1か月平均で約36万人増加していき、2015年(平成27)末には6451万人に達するという見通しを示した。40~50代以上の年齢層への拡大が目だち、このまま普及が進めば2017年末には利用者数は6912万人、ネットユーザー全体に占める利用率は69.2%に達する見通しである。
[編集部 2016年5月19日]
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